よく性格は変わらないといいますが、それは違います。性格は変えることができます。
生まれ持った気質はありますが、性格は生まれつきではないのです。
私たちは経験から様々なことを学びます。例えばこどものころに、何かお手伝いをしたらお母さんがとても喜んでくれたとか、お父さんが機嫌が悪そうなときには近づかないでおこうとか、自分なりの「こういう時にはこうする」または「あんなときにはこうする」という自分なりのルールを決めます。
これらのルールの思考、行動、感情をインナーメッセージといいます。
そして自分で下した小さな決断=インナーメッセージの集まりのことを性格と呼びます。
子どのもの時にはその決断が最善だったけれど、大人になってみると不都合が出てくる場合があります。
例えば、頑張れば親が褒めてくれたから頑張ると決めた子どもが大人になり、会社での仕事も、家事も育児も子どものPTAも、町内会の役員も、そして親戚づきあい、お友達付き合い、ボランティア、等などありとあらゆることを休み無く頑張っていたら支障が出てきて当然です。
その都合が悪くなってきたときに、都度都度辛い気持ちを話して聞いてもらってすっきりすると言う方法もありますが、それでは、完全に良くはなりません。都度都度カウンセリングを受けていてはお金も時間も掛かります。
インナーチャンジングセラピーでは、その大元の「何故あなたはそこまで頑張るのか?」に着目して、再度決断しなおすと言う療法です、そして大きな特徴は、感情消化法というものです。
行動をしているときに、何故その行動をとったかという思考も大事ですが、行動しているときの感情に向き合います。感情の消化をすると、思考の変化が表れ、その結果として問題行動が無理なく自然に改善されているというものです。
私たちは本来3つの思考、行動、感情を柱にパフォーマンスしています、この3つがバランスが良い姿が望ましいのですが、日ごろ、思考と行動はよく着目しますが、感情をおろそかにしがちです。
もしくは、悲しいとか寂しいとか感じる余裕があったら行動しようと、考えがちになります。
私たちが何か困難にぶつかって、こうしよう!と決めたとき、思考で考えて行動を変えようとします。
思考だけで行動を変えようとすると、なかなか自分の思っているように進まなかったり、頭ではわかっているけど心がついていかなく、長続きしない状況になります。それは無理もなく、感情に引っ張られるため、難しいのです。
分かりやすく話と三輪車は3つの車輪でバランスを保ちながら前に進んでいきます。もしその中の1つの車輪でトラブルがあったらまっすぐに進んでいくことは困難です。3つの車輪を、思考、行動、感情に当てはめて考えてみてください。
考えて行動する、では感情が入っていませんね。
そこで、感情へのアプローチを行います。そうすると未処理の感情が消化されて、すっきりします。すると思考の変化も自分に無理のない範囲で起こり、自然と心地よい変化が現れます。
この変化は変わらないので、小さいころに決めていたルールの一つが変わった、つまり性格が変わるということです。自分で下した決断だから自分で変えることが出来るのです、だから、性格を変えることが出来るのです。
心が変われば体も変わる。
体が変われば心も変わる。
例えばヨガなどをやって体が十分ゆるんだり、深く呼吸をすると、気持ちがリラックスしていますよね?
また、ある時には人前で発表する順番が近づいて体が緊張して固くなってきたときに、ゆっくり深呼吸をすると、少しほっとできますよね。
心も体も健やかに、気持ちも楽になって、そして内面から輝きを増し、美しくなれたらどんなに素晴らしい事でしょう。
人は変われる。なりたい自分になれる。
勿論強制ではなく、「変わりたい」「こうなりたい」と思ったときに、あなたの心地よいスピードで歩みませんか?
どんな風になりたいと想像してますか?
個人カウンセリングや様々な講座を通して、心身ともに健やかに、そして美しく、皆様の生活がより豊かで軽やかになれたら幸いです。